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Hyper−MEGA工法


概要
 これまでの工法をはるかにしのぐ支持力性能があり、しかも、バリエーション豊かな設計ができるようになりました。


使用杭材


組合せ例


許容鉛直支持力
 Hyper-MEGA工法は、同じ杭を使っても、拡大比ωの選択により、最適な支持力を得ることができます。
ω:拡大比
ω=De/Ds
(ω=1.0〜2.0)

De:拡大掘削径(m)
Ds:Don+0.05(m)
Don:節部径(m)

拡大比ω(オメガ) 1.0 1.1 1.2 1.23 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 2.0
砂質地盤・礫質地盤のα 330 375 423 438 472 523 575 629 684 741 799 858
粘土質地盤のα 300 335 371 382 408 445 483 521 560 599 639 679


杭の許容鉛直支持力は次式で算定します。
Ra =1/3× { α N Ap +( β Ns Lsr qu Lc ) φ }

Ra : 長期許容鉛直支持力 (kN) 短期Ra'は、長期Raの2倍
α : 杭先端支持力係数 砂質地盤、礫質地盤 α=240ω^1.5+90ω
粘土質地盤 α=210ω^1.25+90ω
N : 杭先端部の平均N値 杭先端地盤:砂質地盤、礫質地盤 N=(Nu+3NL)/4
Nは3以上とし、N>60は60とする
※Nu:杭先端面から上方に2mの間の平均N値
※NL:杭先端面から下方に(De+Don)の間の平均N値
杭先端地盤:粘土質地盤 N=(Nu+2NL)/3
N>58.3は58.3とする
※Nu:杭先端面から上方に2mの間の平均N値
※NL:杭先端面から下方に(De+Don)の間の平均N値
Ap : 杭先端面積 (m²) Ap=πDon²/4
β : 砂質・礫質地盤中の
杭周面摩擦力係数
標準型 @ストレート杭部分
β=5.0
A節杭部分 ※2
βNs=(30+5.5Ns)ω を満たすβ
膨張型 @ストレート杭部分
β=8.0
A節杭部分 ※1
β=9.5ω
Ns : 杭の周囲の地盤のうち砂質地盤のN値の平均値
Nsは1以上とし、
Ns>30は30とする
Ls : 杭の周囲の地盤のうち砂質・礫質地盤に接する長さの合計(m)
(杭先端から2mは除く)
r : 粘土質地盤中の
杭周面摩擦力係数
標準型 @ストレート杭部分
r=0.7
A節杭部分 ※1
rqu=(20+0.5qu)ω を満たすr
膨張型 @ストレート杭部分
r=0.9
A節杭部分 ※2
r=1.0ω
qu : 杭の周囲の地盤のうち粘土質地盤の一軸圧縮強さの平均値(kN/m²)
quは10kN/m²以上とし、
qu>200kN/m²は200kN/m²とする
Lc : 杭の周囲の地盤のうち粘土質地盤に接する長さの合計(m)
(杭先端から2mは除く)
φ : 杭の周長(m) φ=πD
(D:杭径
節杭の場合は節部径
ストレート杭(拡頭杭を含む)の場合は軸部径)
※1 通常掘削部の範囲はω=1.0としてβ、rを算定します。

(注)α、β、rの適用において、地震時に液状化するおそれのある地盤は除く。


引抜き方向の支持力
 Hyper-MEGA工法は、節杭部分の大きな周面摩擦力と、拡大比ωの選択により、最適な引抜き方向の支持力を得ることができます。
ω:拡大比
ω=De/Ds
(ω=1.0〜2.0)

De:拡大掘削径(m)
Ds:Don+0.05(m)
Don:節部径(m)


地盤から定まる引抜き方向の極限支持力
Rtu = ( 0.8 β Ns Ls +( 0.9 r qu Lc ) φWp

Ra : 引抜き力に対する
地盤の極限支持力
(kN)
β : 砂質・礫質地盤中の
杭周面摩擦力係数
標準型・膨張型共通 @ストレート杭部分
β=5.0
A節杭部分 ※2
βNs=(30+5.5Ns)ω を満たすβ
Ns : 杭の周囲の地盤のうち砂質地盤のN値の平均値
Nsは1以上とし、
Ns>30は30とする
Ls : 杭の周囲の地盤のうち砂質・礫質地盤に接する長さの合計(m)
(杭先端から0.4mは除く)
r : 粘土質地盤中の
杭周面摩擦力係数
標準型 @ストレート杭部分
r=0.7
A節杭部分 ※1
rqu=(20+0.5qu)ω を満たすr
qu : 杭の周囲の地盤のうち粘土質地盤の一軸圧縮強さの平均値(kN/m²)
quは10kN/m²以上とし、
qu>200kN/m²は200kN/m²とする
Lc : 杭の周囲の地盤のうち粘土質地盤に接する長さの合計(m)
(杭先端から0.4mは除く)
φ : 杭の周長(m) φ=πD
(D:杭径
節杭の場合は節部径
ストレート杭(拡頭杭を含む)の場合は軸部径)
Wp : 杭の有効自重 (kN)
※1 通常掘削部の範囲はω=1.0としてβ、rを算定します。
(注)α、β、rの適用において、地震時に液状化するおそれのある地盤は除く。



施工手順



地盤から決まる杭の設計支持力一覧表
@杭先端支持力(長期)Rpa(kN)




A杭周面摩擦力(長期)Rfa(kN)※標準型


B杭周面摩擦力(長期)Rfa(kN)※膨張型